ガイドブック2013
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寺院 Temple 3芸術 Art4生命力に溢れたバリ絵画。心を癒す不思議な力を秘めています。カマサン・スタイルこのスタイルはワヤン・クリットの 影響を受けたもので、人物は平面的で色は白・黒・赤・青・茶の5色のみを使って描かれています。 バリ最後の王朝のあったクルンクン郊外のカサマン村で、今もなお継承されています。 ウブド・スタイル1930年代の画家シュピースやルドルフ・ボネの影響を受けた絵画スタイルです。遠近法を取り入れた絵画は、自然や人々の日常生活を描くようになりました。 バトゥアン・スタイルとも呼ばれています。プンゴセカン・スタイルプンゴセカン村で始められた絵画スタイルで、バリの花鳥風月や日常をモチーフにした落ち着きのある日本画のような絵画です。 竹の葉を使い、水をあまり使わない絵画方法となります。ヤングアーティスト・スタイル1950年代頃、バリに移住したオランダ人画家のアーリー・スミットとオーストラリア人画家ドナルド・フレンドが10代の子供達を対象にヤングアーティストスクールという絵の学校を作り、新しいスタイルで人々の生活を鮮やかに描いています。タナロット寺院Tanah Lot海に浮かぶ寺タナロット寺院。海の守護神をまつる6大寺院の一つで、16世紀ジャワのニラルタ高僧のすすめによって建築されたといわれています。夕暮れ時、虹色に輝く空と海の中に神秘的に浮かぶ寺院は必見です。ブサキ寺院Besakih霊峰アグン山中腹に建つ「母なる寺院」。バリ・ヒンドゥー教の総本山として崇められ、バリの人々から信仰されています。ウィシュヌ、シワ、ブラフマのヒンドゥー3大神をまつる寺院を中心に各地の寺院を包括しています。 天気の良い午前中に訪れると背後にアグン山を眺めることができま す。ウルワツ寺院Uluwatuタ景が堪能できるスポットとして人気です。この寺院は高さ70mもの絶壁の上にあり、10世紀に高僧ウンプ・クトゥランによって創建されたとされています。 観光寺には寺院内に住んでいるイタズラ好きのサルにメガネや帽子を取られないように注意して下さい。夕陽をバックに寺院内の広場で毎晩行われるケチャ・ダンスはおすすめです。ティルタエンプル寺院Tirta Empulタマンアユン寺院Taman Ayunタンパクシリンの北外れに位置する聖なる水の湧く寺院。今でも祭礼時には聖なる泉を引いた沐浴場に身を清めに来る人たちがおり、沐浴場を見下せる高台には、故スカルノ大統領の別荘が残っています。1634年メングイ王国時代に、国寺として建てられました。メルはアグン山を模した塔で、通常屋根は奇数層になっています。ここには最高11層のメルが4基、とても珍しい2層のメルも1基あります。 バリ島で最も美しい寺院と呼ばれ、バリ島で2番目に大きい寺院となります。Culture13幾千ものお寺があるといわれるバリ。神々の棲む島、神が降臨する寺院を訪れてみませんか?

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