バリ島研修レポート 2014年6月
〜2日目・ジンバラン・ヌサドゥア編〜
現地スタッフ 2014年6月
- 2日目・2014年6月2日 ジンバラン・ヌサドゥア編 その2
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アヤナとリンバを終え、次は「ブルガリ・ホテルズ&スパ」(以下ブルガリ)へ向かいます。
ブルガリと言えば、高級宝飾ブランドのリゾートとして有名です。
繊細かつ大胆、洗練された匠の技に支えられた完璧なブルガリの商品は、常に最高の素材を使って完璧な仕上がり。 イタリアのローマに1884年に創業してから今年で130年目を迎えるこのブランドが展開するリゾートとは? 移動中の車の中から期待がどんどん高まります。
しかし、期待の高まりとは裏腹に、「ホントにこんなところにブルガリがあるの?」と心配になるくらい、私たちを乗せた車はリゾートとは無縁のローカル色の濃い道路を進んで行くのでした。
ブルガリへの途中、2回検問所を通りました。リゾートに到着する前に2回正規の検問所があるところはそうそうないでしょう。
1回目の検問所はまだ一般道の途中だったからか、検査もそれほど厳しくはありませんでしたが、2回目の検問所にはハッキリ「ブルガリ」のロゴが記されています。ここからがブルガリの私道になるようです。
ようやくロビー前に到着です。
装飾を抑えたシンプルなロビーから見える景色は、右手下手にヴィラの藁葺き屋根の一群と、その向うに広がる青い水平線。バリらしい贅沢な風景がここにありました。
ブルガリは、55棟の1ベッドルームヴィラ、3棟の2ベッドルームヴィラ、そしてブルガリ・プレジデンシャル1棟の合計59棟から成っています。
今回はほぼ満室という状況のなか、35棟ある1ベッドルーム・オーシャンビューヴィラをご案内頂きました。
パラソルを真ん中に、デイベッドが2つ置かれたプールサイド。プライベートプールの先に広がる独り占めの青い海。午後は冷えた飲み物を片手に、風に吹かれながら読書でも楽しみたくなります。
黒を基調としたお部屋の中は、ベッドの上に掛けらたインドネシアのカラフルな手織り布がアクセントになっていました。イタリアの粋とインドネシアの温かみがマッチしたお部屋になっています。
お部屋を後にして、次はビーチクラブ専用の絶景レストランへ向かいます。
このブルガリ、断崖絶壁の上に建つリゾートなので、ビーチへ降りるときは専用のケーブルカーを利用します。運転時間は毎日朝9時から夕方5時まで。天候によっては運行出来ない場合もあるそうです。
眼下のビーチクラブ前では、夢のようなエメラルドグリーンとコバルトブルーの海が広がって,サーフィンに適した綺麗な波が見えていますが、ここまで波乗り目的でやってくる命知らずのサーファーはほぼ皆無だそうです。
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次はブルガリに併設されているレストランへご案内頂きます。
IL RESTORANTE イル・レストランテ。こちらはイタリアンシェフによるイタリアンレストラン。毎日午後6時半から23時まで(ラストオーダーは22時)でディナーのみの営業だそうですが、外部からのお客様もご利用頂けます。
ブルガリの印象は、一言で言うとスタイリッシュ。そして、バトラーとお客様とのパーソナルな関係を大切にしているリゾートだと言う事が、ミニバーに沢山揃えられていたグラスからも伝わります。
完全にプライベートな空間であるヴィラに滞在すると、なんでも自分でするのが当たり前、という生活環境で育った一般的な日本人には、バトラーさんの存在を上手に使いこなすのは初めは難しいかもしれません。バトラーさんを上手に使いこなすにはそれなりの節度とマナーも必要になるので、ヴィラ滞在中、バトラーさんとの関係性を含めて楽しむことが出来る上級者向けのリゾートだと思います。
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さて、ブルガリの次は、こちらも海を望む好立地に建つ「インターコンチネンタル・ジンバラン」。
さて、早速見学に出発します。
バルコニーには愛煙家には嬉しい灰皿が予め用意されていました。(室内での喫煙はインドネシアの法律に従いご遠慮頂いております)
ホテル内には専用プールが併設されたキッズクラブもあります。ファミリーのお客様を大切に考えているんですね。クラブルームにご宿泊のお客様のお子様で4歳から12歳までは無料でご利用頂けるそうです。クラブルーム以外のお客様のお子様のご利用は、1時間当たりRp. 75,000++、5時間パッケージではRp. 275,000++ (1食付)の有料となります。
尚、4歳未満のお子様のご利用には、必ず保護者またはベビーシッターの付き添いが必要だとの事ですので、ご注意下さい。
キッズクラブでは、リゾート内での池での釣り体験プログラムなどもあるそうですよ。この大きな池で釣りが出来るなんて楽しそうですね。
シンガラジャルームと同じく、お部屋にはたっぷり余裕のある空間で落ち着きます。3名様でご利用の際のエキストラベッドは、専用の大きなソファーがベッドに変身するそうです。
インターコンチネンタル・ジンバランの印象は、オールマイティーな大型ホテル。老舗の貫禄と言うか、幅広い年齢層のお客様を全て受け入れる用意が整っていると思います。内装が重厚な雰囲気なのも、高級感があって良かったですし、なによりビーチに直接出られるのはかなりポイントが高いです。
年間を通して穏やかなジンバラン湾は遊泳にも向いているのでポイントが高いです。海の目の前のリゾートは幾つかありますが、波が高かったり、潮流が早かったりして、遊泳に適した海ではないところがほとんどなので、「海で遊びたい」という方には是非お勧めしたいリゾートですね。
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さて、次もオーシャンフロントに建つ「フォーシーズンズ・ジンバラン」へ向かいます。
メインロビーからの眺め。楽園に来た、という実感が湧いてきます。
昨日、インスペクション1日目のウブドでお邪魔した「フォーシーズンズ・サヤン」の姉妹リゾートで、フォーシーズンズ・サヤンの総敷地面積7ヘクタールに比べ、お姉さんのフォーシーズンズ・ジンバランの総敷地面積はナント2倍の14ヘクタール。ちょっと想像出来ないくらいの広さです。
皆さん、ジンバランのイカンバカール(シーフードバーベキュー)はご存知ですよね? イカンバカールには2箇所有名な所があるのですが、1箇所はこのフォーシーズンズ・ジンバランから徒歩圏内のビーチ。もう1つはクドンガナンと呼ばれる、もう少し空港に近いビーチ。このクドンガナンのビーチから夜フォーシーズンズ・ジンバランを見ると、ちらちらと揺れる灯りがとても幻想的で素敵なんですよ。
プランジプールは小さいので、クロールでしっかり泳げぐような大きさはないですが、プールに浸かりながら眺めるサンセットは、きっと一生の思い出になることでしょう。
ベッドルームも海に面しているので、ベッドに居ながら海が見えます。
リゾートの中には、こんなプライベートガゼボがあって、黄昏時から夜にかけて、ロマンティック・キャンドルライト・ディナーの為の特別な場所になるそうです。この日は昼間にお邪魔したので、セッティング用のキャンドルスタンドがひとまとめにして置かれていました。
バリ人の少女達が熱心に作っているのは、お客様へのプレゼント。幸運なお客様はこの女の子達から直接手渡しで自作のプレゼントを貰えるそうですよ。
フォーシーズンズ・ジンバランの印象は、滞在中にいつでも海を見ていたい、という方にはピッタリではないでしょうか。水平線に溶け込んでしまいそうなプールでも、お部屋からでも、のんびりと180度の広がるサンセットを眺められるなんて、とっても素敵だと思います。